なぜ「声」にこだわるのでしょう?
ある就職対策を指導する教室で、興味深い出来事を目撃しました。
将来を決定付ける就職試験では、失礼のないように話すのはもちろん、良い印象を与えることが合格採用への秘訣です。
ところが、そこで面接の指導を受けている若者たちは、相当苦労しているようでした。彼らは、敬語などの正しい言葉使いができずに四苦八苦していたのです。
試験官役の先生の問いかけに、すぐに良い言葉が浮かばずにモタモタしてしまったり、たどたどしかったり、変にわざとらしい言い方になってしまったり・・・
誰もが一度は経験したことがあるかもしれませんが、人生を左右する面接というものは一生の中でも最も緊張する場面の一つ。
それでは、上手く話せなかったその若者たちは、敬語を全然知らないのか?というと、実はそうでもないんですね。
というのは、ペーパーテストで敬語をどれだけ知っているか紙に書いてもらうと、ほとんどの人は高得点なのだそうです。
ところが、実際にそれを面と向かって話そうとすると、上手く口に出すことができずにシドロモドロになってしまう。
これは、どんなに良い言葉を知っても、むずかしい敬語を学んでも、実際に「声」に出して言えなければ、何の意味もない!という紛れもない事実を物語っています。
つまり、「知っている」と「使える」は、まるっきり別なんですね。
話す「声」を上手く使えない人は、必ず後になってから、「ああ言えばよかった」「こう言えばよかった・・・」と頭を悩ますものです。
そのためには、「瞬時に判断して適切な言葉を最適に声に出して相手に伝える」能力が必要になってきます。
話し声を磨く「モテ声」の法則とは、このようなときにズバッと対応できるような話し方への脳力アップを目指す法則なのです。